ボディガラスコーティングのメリットやデメリットや日頃のメンテナンス方法を解説

ボディコーティングとは、車の塗装面をガラスや樹脂でできた成分で覆うことを言います。車の輝きを保ち、傷・汚れや変色を防げる人気の洗車メニューです。ここでは、まず車のボディが傷つく要因をご紹介し、そのうえでボディコーティングの良い所や、塗布することでボディ全体に艶を出す効果があることで知られる固形、液体ワックスとの違いについて解説します。

【車のボディが傷つく要因】

車のボディが傷つく要因はさまざまです。走行中に受ける飛び石や砂ぼこり・鉄粉などが、ボディ全体の塗装面にダメージを与えることはよく知られていますね。また、車を屋外で保管中にボディに付いた花粉をそのままにしておくと、乾燥時にボディ塗装汚染の原因となります。

また、雨もボディを傷める原因です。雨天時の洗車は汚れを落としやすかったり、カーシャンプーを洗い流す手間が省けたりするため、実施される方もおられるでしょう。しかし、PM2.5や黄砂などの汚染物質を多く含む雨でカーシャンプーを洗い流して洗車を終えてしまうと、塗装面に残った汚染物質が雨染みを引き起こします。

【車をボディコーティングする理由】

むき出しのままの塗装面は、さまざまなダメージを受けて劣化していきますが、ボディコーティングによって塗装面に薄い膜が形成されれば、外部からのダメージを吸収してくれます。また、厄介な雨染みや紫外線による艶の喪失・色褪せなどのダメージからも車を保護できます。被膜により滑らかになったボディには汚れが付きにくくなり、洗車が楽になることも大きなメリットです。塗装面のコンディションが良く見映えも良い車であれば、売却時の査定額アップもたくさん見込めます。

【ワックスとの違い】

ワックスは主に油と蝋（ロウ）でできています。主として艶出しの目的で使われ、光沢感に優れる特長があります。しかし、雨や洗車により簡単に油脂分が流出しがちで、残った蝋は水垢の原因にもなります。また、耐熱性に劣り容易に蒸発するため、持続期間も1ヶ月程と短めです。一方、ポリマー系・ガラス系のボディコーティングは分子同士が化学反応により結合し、強靭な被膜を形成して塗装面に定着させる仕組みです。塗装を保護するのが目的であり、耐熱性・耐候性はワックスよりも優れています。種類にもよりますが、持続期間が約3ヶ月~約1年、あるいは3年と長いのがガラスコーティングの特徴です。

車のコーティングは対象別にボディとボディ以外の2つに大きく分けられ、両者ともにいくつかの種類があります。ここでは、種類別の特徴やメリット・デメリットを解説していきます。

【ガラス系コーティング】

ガラスやガラス繊維を含んだ素材によるコーティングです。巷でよく耳にする「ガラス系」とひと口に言ってもさまざまなタイプがあり、ガラス繊維の含有量により被膜効果や耐久性が異なります。主に専門店で施工されるポリシラザンを原料とする高密度のガラスコーティングであれば、ガラス質の硬い膜でボディを覆うことで、長期間傷や酸化・劣化を防ぐことができます。一方、ガラス繊維が少ないコーティング剤だと、想定した通りの効果が得られないことがあるため注意が必要です。

【ポリマー系コーティング】

石油由来、あるいは化学合成による化合物である「ポリマー」を使ったコーティングです。ガラス系が出る前によく耳にした、ポリマーは、家庭用のケミカル用品はもちろん、車用ワックスの原料となることも多い素材です。他のボディコーティングに比べ施工が容易で、低コストで済ませられるメリットがあります。ただし、ポリマー系はワックスに比べればある程度効果が持続するとは言っても、劣化しやすいことは否定できません。また、複数の成分が混じった有機物を素材とすることから、熱や紫外線によりすぐに酸化してしまうというデメリットもあるため、定期的な被膜のメンテナンスは必須となります。

【ボディ以外のコーティング】

車のボディ以外のパーツへのコーティングもあります。以下、3つご紹介します。

・ウィンドウガラスコーティング
フロントガラスへの施工により撥水効果などが向上するため、雨天走行時の良好な視界確保が可能になります。またワイパーへの負担が減り長持ちする期待が出来る

・ヘッドライトコーティング
プラスチック製が一般的であるヘッドライトカバーに施工して、飛び石による損傷や紫外線による黄ばみを防ぎます。ヘッドライトがピカピカになるので、想像以上に見た目の印象アップ効果も期待できます。

・ホイールコーティング
ブレーキダストや鉄粉による傷つき・汚れなどのダメージを受けやすいホイールに施工することで、ボディ同様に被膜による保護効果が得られます。また洗車時にホイールを強く擦らなくても綺麗になるのでホイールに傷が付きにくくなるので一石二鳥になります。

ボディコーティングは正しい手順で行わないと、長期にわたる高い保護効果は期待できません。ここでは、一般的な流れを解説していきます。

【1.洗車・鉄粉除去】

カーシャンプーをスポンジ、ムートンなどで泡立てて洗いながら、汚れを落としていきます。続いて、ボディ塗装面に付着した鉄粉を粘土、専用パッドなどを使って取り除きます。最後に水気と汚れを一緒に拭き取り＋エアーブローをして水気を取ります。

【2.研磨・脱脂】

塗装面が乾いたら、ボディをコンパウンド＋ポリッシャーで磨き上げていきます。細かい傷やシミを除去して塗装面滑らかに仕上げていくこの工程が、ボディコーティングのクオリティを左右します。研磨が済んだら、ボディに残された磨きカスや除去しきれなかった塗装面の油脂分を脱脂剤を使いクロスで拭き取ります。

【3.コーティング剤の塗布】
コーティング塗布は、密閉した屋内で行う場合が多いです。これは、雨などの水分や埃がコーティング面に固着するのを防ぐためです。専用スポンジでムラなく塗り終えたら、硬化するまで乾燥させます。コーティングの種類や気温・湿度にもよりますが、一般的には12時間~48時間程で施工完了となります。

ボディコーティングした後に洗車をしても大丈夫なのか？

ボディコーティングが済んだ車は、どのようにメンテナンスしていけばよいのでしょうか。ここでは、洗車が必要になる場合と洗車する際に気を付けることについて解説していきます。

【洗車が必要な場合】

ボディコーティング済の車は、施工をしていない車に比べて汚れが付きにくくなっています。また、付いた汚れに関しても、早めに水で流したり、高圧洗浄機などをした後に、拭き取ったりすることで簡単に落とせます。

しかし、ボディコーティングすれば洗車が不要となるわけではありません。跳ね上げられた泥くらいならば落とすのは容易ですが、虫の死骸、水垢などは、時間が経つと取り除くのが難しくなることもあります。なかでも、厄介なのは鳥の糞です。強い酸性を持つ白い部分が付着すると、被膜が酸化し、徐々に劣化していきます。付着を発見したら、大量の水とタオルを使い速やかに除去することが大切です。

【洗車する際に気を付けること】
ボディコーティングしてある車は、基本的に水洗いでOKです。しかし、洗い方を間違えると、汚れがひどくなってしまったり、最悪被膜を剥がしてしまったりする恐れも出てきます。ここでは、洗車する際に気を付けるべき2つのポイントをご紹介します。

炎天下での洗車を避け、しっかりと水気を拭き上げる
日差しが強いと、ボディに付着した水分が早く蒸発する一方、含まれるミネラルやカルシウムなどがコーティング面に残されます。放置して白化したこれらの成分は落としにくくなりがちです。早朝・夕方などの日差しが強くない時間帯を選んで洗車を行い、水分が残らないよう入念に拭き上げてください。

【洗車機はなるべく使わない】
ボディに汚れや埃が付いたまま車を洗車機にかけると、高速回転するブラシによりコーティング面が傷付けられる恐れがあります。1度付いた傷は簡単に消えないため、汚れが固着しないうちの手洗いをおすすめします。
しかし最近の洗車機は良いブラシを使っているので時間が無いけど綺麗にしたい時などは使って水気を拭きあげれば大丈夫です。上手く洗車機と付き合っていけると良いでしょう。

ボディコーティングができるお店には次の4業態があり、それぞれ施工料金や作業品質に違いがみられます。以下、業態別にその特徴をご紹介します。

【ガソリンスタンド】

大きめのガソリンスタンドでは、コーティングをピットメニューに加えていることがあります。カーディーラーやコーティング専門店に比べ料金が安く、普段給油に利用しているお店であれば馴染みのスタッフと相談しながら作業を進められる点がメリットです。一方、作業品質や耐久性に関しては、施工スタッフのスキルや設備の整い具合によるバラつきが出やすいのがデメリットにあります。

【カーディーラー】
カーディーラーによるコーティングは、新車購入時にオプションとして実施されるのが一般的です。コーティングされた状態で納車されるため、別途施工店舗を探して車を持ち込む手間が要らなくなるメリットがあります。ただし、本格的なガラスコーティングを依頼する場合には注意が必要です。ガラスコーティング施工には高い専門性と作業スキルが必要とされるため、カーディーラーに任せると仕上がりや耐久性にバラつきが出る可能性があります。

【ボディコーティング専門店】
ボディコーティング専門店では、ボディコーティング効果を高める最新鋭の設備が整った環境で、専門知識を持つスタッフによる丁寧な施工が行われます。時間や料金は高めにかかりますが、被膜の強度や持続性は確実に向上するため、高い費用対効果が期待できます。また、豊富なコーティングメニューから車や駐車環境に適した商品の提案を受けられたり、コーティング施工後の洗車や塗装面のチェックといったメンテナンスをしてもらえたりするメリットもあります。

【カー用品店】
価格と品質のバランスで選ぶのであれば、カー用品店もおすすめです。多くの店舗では施工環境が整えられており、また経験とスキルを兼ね備えたスタッフが施工を担当します。そのため、作業品質や耐久性に関しては専門店に引けを取ることはなく、見積りや問い合わせのしやすさ、アフターフォローの充実ぶりもこの業態ならではの特長と言えます。また、さまざまなタイプのボディコーティングコースを展開するお店であれば、予算やニーズを踏まえたメニュー選択も可能です。

車のボディコーティング株式会社a-Sにお任せ！
たくさんのコーティング研修を受けてきたのと、お客様のお車をたくさんコーティングを施工した実績がありますのでスキル的に自信があります。

新車時には美しく輝いていたボディが、時の経過とともに汚れてくすんでいくのは残念なことです。そこで、美しい艶を長く保ちたいとお考えの方に、株式会社a-Sが実施する車のボディコーティングをおすすめいたします。

株式会社a-Sでは、ご希望に合わせて4種類のコースをご用意しております。塗装にダメージを与えないボディコーティングとしてのガラスコーティング「CSC　LIGHTコーティング」を展開しています。手軽に試したい方や、一度もボディコーティングをされた方の無い方には「CSC　AIRコーティング」、高品質のガラスコーティングを手に入れたい方には「CSC　REXEコーティング」、圧倒的な艶と輝きを求める方には「CSC　Ｐremiumコーティング」がおすすめです。ボディコーティングのご予約は、PC・スマホからのネット予約ができます。
また、ボディコーティングに関するご不明点は、電話またはWEBフォームからお問い合わせください。ご相談だけでなく、無料お見積りや作業予約も受け付けております。